2012年10月23日火曜日

第19回福山医学祭のご案内


福山市や周辺の各医療機関が治療、看護現場での取り組みを紹介する「福山医学祭」(福山市医師会など主催)が本年も開催されます。

開催日:11月25日(日)13;00 - 16;00
会場:福山市医師会館4階講堂

特別講演 13;00 - 14:30
「放射線の人体への影響について 〜3.11からの福島の現状をふまえて〜」

備州臨床病理フォーラム 14:30 - 16;30
シンポジウム「肝癌治療 〜新たな展開〜」

上記内容が市民公開講座として開催されます。
会員のみなさまもお誘い合わせの上、ご参加頂きますようご案内致します。


      福山市医師会  http://www.fukuyama.hiroshima.med.or.jp

2012年10月21日日曜日

健康福山21フェスティバル2012活動報告


広島県細胞検査士会東部地区有志による「子宮頚がん検診啓発」活動を行いました。
場所は、福山市緑町公園/ローズアリーナ。
「健康福山21フェスティバル2012&ふれあい福祉まつり」のイベントは、2003年より、
毎年同じ場所で行われています。
活動日は、1020日(土)と21日(日)ともに10時から16時でした。
協力いただいた参加者は、福山臨床検査センター(6名)・福山市医師会診断病理学センター(5名)・福山医療センター(3名)・小池病院(2名)・松岡病院(1名)・JA厚生連尾道総合病院(1名)・尾道市立市民病院(1名)・中国中央病院(2名)・福山市民病院(4名)の総勢25名で、午前と午後に振り分けて啓発活動を行いました。
20日は283人、21日は308人の方が来場され、顕微鏡で「子宮頸がん」に至るまでの異型細胞を見ていただき、HPVワクチンや検診の重要性などを説明しました。

掲示資料及び機材提供
ティーチング顕微鏡の設置:㈱共和医理器・亀田氏
ポスター提供:市立三次中央病院・熊澤技師
ポスター・肺解剖標本:川崎医科大学 現代医学教育博物館

以上、3施設からのご提供と参加いただいた東部地区の皆様方に深謝申し上げます。

                   文責:福山市民病院 西田正則

2012年10月18日木曜日

健康ふくやま21フェスティバル2012

「健康ふくやま21フェスティバル2012」が週末に開催されます。
『健康』や『福祉』を楽しく学び、知るためのイベントです。

  開催日時 : 2012年10月20日(土)~ 21日(日)  10:00~17:00
  開催場所 : 福山市ローズアリーナ

細胞検査士会広島県支部では、子宮がん検診啓発活動の一環として参加します。
顕微鏡を用いて、子宮頸がん細胞やHPVウィルスに感染した細胞などを提示します。
子宮頸がん検診に関するパンフレットの配布を行う予定です。

その他、様々なイベントも行われる予定です。
ご家族連れでも楽しみながら、学べる一日になると思います。
みなさま、奮ってご参加下さい!!

問合せ先:福山市民病院・臨床検査科 西田 正則

2012年10月15日月曜日

平成24年度広島県支部細胞診専門医会・細胞検査士会合同講演会の報告



平成24年10月13日(土)16:00:より、広島大学医学部第四講義室にて広島県支部細胞診専門医会と細胞検査士会の合同講演会が行われました。

講師の谷山 清己 先生より、多施設共同大規模(CCLBC)研究 として検証された約1万件の 「子宮頸部病巣における細胞診従来法と液状検体ThinPrep法の比較」について、研究成果を報告していただきました。

講演のポイント
1) 従来法と液状検体ThinPrep法との比較では、3.1%診断率が向上する。その理由は、従来の塗抹法ではブラシに8割程度残存し、実際の標本には2割程度の細胞量しか反映しないこと。液状検体法では、ほとんどの細胞が反映し診断率の向上を認める。
2) 鏡検時間が短縮されるが、より集中力が必要となる。
3) 従来法では、mild と severe dysplasia の診断に注意を払っていたが、液状検体法では、moderate dysplasia がより注目されるので、その定義を理解することが重要である。
4) 従来法と比較して、核の丸みが強く、クロマチンが弱い。など染色態度が異なる。
5) 我が国でのHPV感染は、タイプ52、58が50%と多く、感染ピークは30代。ただし発癌性は低い。タイプ16, 18は、33%と低いが発癌性は高く、頸部腺癌にも関与する。

最後に永井支部長より、液状検体法における腺癌診断に関しての要望がありました。    
文責:小川勝成

2012年10月14日日曜日

「小池秀爾先生を囲む会」

10月14日(日)に福山市で 「小池秀爾先生を囲む会」 という昼食会を行いました。
小池先生に細胞診専門医(指導医)をしていただいているCT、していただいていたCTの皆さんを中心に、20数年前に小池病院で開いていた細胞診勉強会のメンバー20人が集まりました。
一昨年、小池先生
70歳の古希祝いが都合で出来ていなかったので、このたび 『72歳・年男のお祝い会』 としました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、次回は 「77歳・喜寿のお祝い会」 をしましょうということでお開きとなりました。 
文責:橋口正大

液状化検体細胞診について



BD社主催 LBCセミナーで講演内容(動画)が掲載されています。




液状検体細胞診  日産婦誌62巻 9 号より引用

2012年10月12日金曜日

平成24年度細胞診初心者研修会開催報告


10月8日(日)に開催された平成24年度細胞診初心者講習会では、42名の方が受講されました。
 参加者内訳は、細胞検査士認定試験受験予定者 30名。細胞診専門医認定試験受験予定者 2名及び細胞検査士 10名でした。県別の参加内訳は 県内会員40名、岡山県2名でした。
 
 昨年の総勢60名の参加(広島県30名、岡山県、山口県、香川県などの県外からも30名)に比べるとやや少なくゆったりと行うことができました。本年は、大阪府で開催された試験対策講習会と重なった為、県外組がそちらに流れたようです。

 講習会の全般的な印象では、講師のみなさんが要領よくポイントを説明されていました。
反省すべき点としては、スライド倍率が小さく、受験生にとって見にくい。判別しにくい症例がいくつかあったことです。今後は、事前チェックで修正していきたいと思います。
 当日講師をされた皆様、受講者の皆様、自己研鑽のために参加された皆様。さらに講習会の準備、運営に協力いただいた細胞診領域委員の皆様、大変お疲れ様でした。
研修会の成果が得られることを心より願います。
文責:西村 俊直




2012年10月5日金曜日

第169回東部地区 病理・細胞診合同研修会報告


去る9月30日、第169回東部地区病理細胞診合同研修会が開催されました。

当日、東部会員の他、広島市内や岡山県からの参加があり30名となりました。
講演では、広島大学病院 病理診断科の尾田三世 技師による、『乳癌治療に関わる病理検査』を講演いただきました。更に神田技師(JA尾道総合病院)及び占部技師(日本鋼管福山病院)に出題いただいたスライドカンファレンスが2症例行われました。

 講演では、乳癌治療への検査アプローチやER・PgR・HER2のメカニズム、今後の細胞診の展望も含めて、幅広い分野についてわかりやすく解説していただきました。質問も飛び交い、盛会となりました。
 恒例のスライドカンファレンスでは、グループ討論を行い。「みんなはどう考える?」、「どう報告する?」といった素朴な疑問を提示できる場でもあり、稀少例を報告する場でもあります。グループ討論なので、意見が割れる事や鑑別が複数あがるなど、限られた時間の中で楽しく勉強することができました。

当日の会場準備いただきました役員さま、研修会にご参加されました皆さま、本当にありがとうございました。

今後も、是非とも東部地区の楽しい研修会にご参加ください。お待ちしております。

                                         文責:山田貴之

2012年10月1日月曜日

ピンクリボンdeサンフレッチェ in広島ビッグアーチ

9月29日(土) 広島ビックアーチにてピンクリボンdeサンフレッチェが開催されました。
マンモグラフィの無料検診体験も行われる中、広島県臨床検査技師会からは、総勢十数名が参加し、乳がん検診への啓発活動を行いました。

細胞検査士会のメンバーは「がん細胞を見てみようのコーナー」を担当し、大変多くの方に細胞をみていただきました。
特に子供達は顕微鏡に興味津々でひっきりなしに親子連れが来られ、大盛況でした。
子供のお母さん達には子宮がん・乳がん検診(広島市用)の日程案内をピンポイントで渡すことができました。またマンモグラフィ検診の予約枠がまだ空いていたので、興味を持っていただいた方がその場で検診をうけることができ、啓発活動として大変有意義でした。
文責:小川勝成