2014年7月28日月曜日

第1回細胞診研修会(病理細胞領域研修会)活動報告

先日、7/26(土)に広島大学にて病理細胞領域研修会が開催され、
40名程度の方が参加されました。

 羽場礼次先生(香川大学医学部附属病院 病理診断科・病理部)
  「肺癌における遺伝子診断の現状」

 河原明彦先生(久留米大学病院 病理部) 
  「分子病理検査における運用と留意点」

両先生をお迎えし、病理医の立場と臨床検査技師の立場からご講演いただきました。

羽場先生の講演では、ALK陽性肺癌の患者治療選択には組織型・年齢・性別・臨床像は関係なく、遺伝子検査は治療に直結したものとなり、検体の扱いや病理診断・細胞診はさらに慎重になるというものでした。

河原先生は、主にホルマリン固定に関する内容で、採取から固定液に入れるまでの時間や10%緩衝ホルマリンの推奨、使い回しの廃止など、個人的にも「ドキッ!」する内容でした。心当たりあります・・・。
当たり前のように使用してきた固定液が診断に影響を及ぼす可能性があることや病理検査技師に求められる技術の向上と見直しなど大変勉強になりました。

時間いっぱいまで、活発な質問も飛び交いました。

研修会終了後は、ビアホールへ直行し乾杯 ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
講演で聞けなかった質問もでき、各施設の現状のお話なども出来ました。
その後、先生方はJRで移動されるので、時間ギリギリまで広島名物のお好み焼きに舌鼓いただきました。

羽場先生、河原先生、研修会に参加してくださいました会員皆様、本当にありがとうございました。                 
文責:山田 貴之

2014年7月25日金曜日

新役員決定!

任期満了に伴い、4月に役員選挙が行われました。
選挙では、10名の候補者が出揃い、新役員が決定いたしました。

先日開催されました総会にて可決されましたので、ご報告します。


新役員
会長      羽原 利幸    (中国中央病院)
副会長     小川 勝成    (広島大学病院)
副会長     川西 なみ紀  (三原市医師会病院)
学術      山田 貴之   (福山市民病院)
精度管理   信弘 亮輔   (呉共済病院)
広報      矢口 裕子   (広島市医師会臨床検査センター)
会計      小田 恵     (広島大学病院)
HP委員会    杉山 佳代   (JA尾道総合病院)
社会活動   西村 俊直     (呉医療センター)
総務      安原 眞由美  (JR広島鉄道病院)

監事
和田 健一     (広島赤十字・原爆病院)
田中 信利     (福山臨床検査センター 広島支所)

新体制で会をますます盛り上げるべく、一丸となり頑張っていきたいと思います。
皆様 ご支援、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

           



平成26年度広島県細胞検査士会 総会報告

 去る7月21日、広島大学医学部広仁会館にて平成26年度広島県細胞検査士会総会及び第165回広島細胞研究会が開催されました。

 総会では、本年3月に定年を無事迎えられた元安佐市民病院技師長の田中信利氏への花束贈呈が行われた。今後も当会監事として活動していただく予定である。

 総会後の細胞診研究会では、信広精度管理委員長より「甲状腺細胞診におけるバーチャルスライドを用いた精度管理」についての報告が行われました。ベセスダシステムと甲状腺癌取扱い規約におけるの基準の違いは、施設間差にも影響がみられました。今後これらの違いがどのように統一されるのか、注意する必要があります。

 小川副支部長から、日本臨床細胞学会広島県支部会誌の論文執筆についての解説がありました。図説や症例報告など論文執筆に意欲を持っほしい事。ここから一歩を踏み出して活用してほしいと説明されました。

 特別講演では、岩国医療センターの石田克成技師と福山医師会健康支援センターの小林孝子技師から論文作成における貴重な経験を話していただきました。
 石田技師からは日常業務の中からのひらめきやちょっとしたアイデアを膨らまして、現状からできること、それを発展させ、論文までの細やかなプロセスを説明されました。特に研究とは、楽しく仕事をする副産物であり、仕事の面白さを見つけることの大切さを学ぶことが出来ました。
 小林技師は『出会い』の大切さ、前向きな出会いから生まれた論文であり、ベセスダシステムの導入によるASC-USに焦点を当てた事が、共同研究者一丸となって検証できた経緯を話されました。お二人のそれぞれの歩みには、アンテナを張り巡らし、これは?!と思うところに突き進む!共通点がありました。日々、興味を抱き、検証する事の大切さが論文への布石となるのではと感じました。

 同会場で開催した初めての「交流会」では、お茶とお菓子(ピザ、紅葉まんじゅうやパン。いなり寿司までありました!)をテーブルに広げ、いざ突入!となりました。

今回は、できるだけ多くの会員に参加していただきたいとの趣旨から、この催しとなリました。約50人の参加者に、一人ずつ簡単な自己紹介、セールスポイントやチャームポイントなど聞くことができて、楽しいひと時となりました。
 
みなさん、顔と名前は覚えられたでしょうか!? (^_^)b
 
忘れないうちに、次の勉強会でお会いしましょう!!

2014年7月4日金曜日

平成26年度広島県細胞検査士会総会のお知らせ

総会及び第165回広島細胞診研究会下記の日程で開催いたします!

 日時:平成26年7月21日(月) 海の日  13:00-18:00
 会場:広島大学医学部広仁会館 二階大会議室
詳しくはHPをご覧ください


初めての『交流会』同会場にて行います!



最近、新会員の方も増え、

  顔は見たことあるけど、あの人はだ~~~れ?

なんてことありませんか??

同じ会の仲間として、それではさみしいですね。。。


この機会に、ぜひ親睦を深めましょう。
自己紹介から始めましょう。!!

♪よ((´ο`*)ろ(´▽`*)し(´ε`*))く♪



新米の細胞検査士さん!誰も知り合いがいなくて、不安だな~と思っていませんか?
ベテラン検査士さん!長年の人脈を駆使し、後輩たちのためにひと肌脱いでいただけませんか?


 ひとり一人の参加が、広島県細胞検査士会の活力になります 

ぜひ、ご参加ください!!

           会費は500円です。当日交流会開始時に集めます。