先日、7/26(土)に広島大学にて病理細胞領域研修会が開催され、
約40名程度の方が参加されました。
羽場礼次先生(香川大学医学部附属病院 病理診断科・病理部)
「肺癌における遺伝子診断の現状」
河原明彦先生(久留米大学病院 病理部)
「分子病理検査における運用と留意点」
両先生をお迎えし、病理医の立場と臨床検査技師の立場からご講演いただきました。
羽場先生の講演では、ALK陽性肺癌の患者治療選択には組織型・年齢・性別・臨床像は関係なく、遺伝子検査は治療に直結したものとなり、検体の扱いや病理診断・細胞診はさらに慎重になるというものでした。
河原先生は、主にホルマリン固定に関する内容で、採取から固定液に入れるまでの時間や10%緩衝ホルマリンの推奨、使い回しの廃止など、個人的にも「ドキッ!」する内容でした。心当たりあります・・・。
当たり前のように使用してきた固定液が診断に影響を及ぼす可能性があることや病理検査技師に求められる技術の向上と見直しなど大変勉強になりました。
時間いっぱいまで、活発な質問も飛び交いました。
講演で聞けなかった質問もでき、各施設の現状のお話なども出来ました。
その後、先生方はJRで移動されるので、時間ギリギリまで広島名物のお好み焼きに舌鼓いただきました。
その後、先生方はJRで移動されるので、時間ギリギリまで広島名物のお好み焼きに舌鼓いただきました。
羽場先生、河原先生、研修会に参加してくださいました会員皆様、本当にありがとうございました。
文責:山田 貴之
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