2016年6月13日月曜日

平成28年度 広島県細胞検査士会総会のご報告

去る平成28515()に、広島県細胞検査会総会が行われました。これまで会場は、広島大学病院の広仁会館で行われていましたが、初めてアステールプラザで開催されました。

会費納入は、これまでの振込みだけでなく、
事前に会員には過去の会費納入状況のお知らせがありました。未納入の方には、総会会場にて徴収させていただきました。当日出席される会員へ預けられる方もおり会費徴収の改善が行われました。


 総会では、総会の式次第に沿って執り行われました。平成27年度事業報告が滞りなく行われ、平成28年度事業計画では、広島県細胞検査士会の運営についての議案が提出され承認されました。これから各実行委員会が立ち上がり詳細が決定されると思います。
新委員長の皆様には宜しくお願い致します。
 総会の後、精度管理委員会より「バーチャルスライドを用いた膵・胆道系細胞診の精度管理」の報告が行われました。画像技術の向上により検体採取が困難であった膵・胆管系の細胞診検査が近年増加しています。これらの精度管理を通じて、幅広い学習が必要と思いました。

特別講演は、「口腔細胞診における従来法とLBC(液状化検体標本)法に関する検討」 島根大学医学部歯科口腔外科学口腔診断センター長の秀島克己 先生にご講演いただきました。口腔がんは、一般の歯科医には、まだ検査の認知度が低く、歯科診療では実施されていないそうです。そのために講習会を通じて啓蒙活動をされているそうです。

総会後には、茶話会が行われパンやお菓子などを食べながら親睦会を行いました。私はおしゃべりも苦手でお顔だけ知っている会員の方が、多いと感じました。これから会務を通じて、幅広く交流を深めていきたいと思いました。


その後アステールプラザ一階のレストランにて、受賞祝賀会が開催されました。昨年度、日本検査血液学会・学術賞を受賞された有谿俊一 技師(済生会呉病院)と日本臨床細胞学会・技師賞を受賞された石田克成 技師(広島大学病院)のお二人です。それぞれが受賞の言葉とお礼を述べられました。また先輩からもお二人へお祝いのメッセージが述べられ、今後、広島県細胞検査士会の発展と若い方へのエールがそれぞれから送られました。
有谿技師と石田技師のこれから益々のご健勝を祈念いたします。

                         文責:大石 由美