2014年7月25日金曜日

平成26年度広島県細胞検査士会 総会報告

 去る7月21日、広島大学医学部広仁会館にて平成26年度広島県細胞検査士会総会及び第165回広島細胞研究会が開催されました。

 総会では、本年3月に定年を無事迎えられた元安佐市民病院技師長の田中信利氏への花束贈呈が行われた。今後も当会監事として活動していただく予定である。

 総会後の細胞診研究会では、信広精度管理委員長より「甲状腺細胞診におけるバーチャルスライドを用いた精度管理」についての報告が行われました。ベセスダシステムと甲状腺癌取扱い規約におけるの基準の違いは、施設間差にも影響がみられました。今後これらの違いがどのように統一されるのか、注意する必要があります。

 小川副支部長から、日本臨床細胞学会広島県支部会誌の論文執筆についての解説がありました。図説や症例報告など論文執筆に意欲を持っほしい事。ここから一歩を踏み出して活用してほしいと説明されました。

 特別講演では、岩国医療センターの石田克成技師と福山医師会健康支援センターの小林孝子技師から論文作成における貴重な経験を話していただきました。
 石田技師からは日常業務の中からのひらめきやちょっとしたアイデアを膨らまして、現状からできること、それを発展させ、論文までの細やかなプロセスを説明されました。特に研究とは、楽しく仕事をする副産物であり、仕事の面白さを見つけることの大切さを学ぶことが出来ました。
 小林技師は『出会い』の大切さ、前向きな出会いから生まれた論文であり、ベセスダシステムの導入によるASC-USに焦点を当てた事が、共同研究者一丸となって検証できた経緯を話されました。お二人のそれぞれの歩みには、アンテナを張り巡らし、これは?!と思うところに突き進む!共通点がありました。日々、興味を抱き、検証する事の大切さが論文への布石となるのではと感じました。

 同会場で開催した初めての「交流会」では、お茶とお菓子(ピザ、紅葉まんじゅうやパン。いなり寿司までありました!)をテーブルに広げ、いざ突入!となりました。

今回は、できるだけ多くの会員に参加していただきたいとの趣旨から、この催しとなリました。約50人の参加者に、一人ずつ簡単な自己紹介、セールスポイントやチャームポイントなど聞くことができて、楽しいひと時となりました。
 
みなさん、顔と名前は覚えられたでしょうか!? (^_^)b
 
忘れないうちに、次の勉強会でお会いしましょう!!

1 件のコメント:

  1. 田中さん  
    長い間、安佐市民病院でのお仕事、お疲れさまでした。
    そして無事に定年を迎えられましたこと、おめでとございます。
    新しい職場、福山臨床検査センターで、これまでのご経験と知識を活かされてご活躍されますように。

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